2017年04月10日

リンカーン ナビゲーター エンジンオイル不足による各部の不具合

〔可変バルブタイミング〕
スプロケット1.jpg
VVTとかVCTとか呼ばれる機構です。
4ストレシプロエンジンでは 低回転域 中回転域 高回転域でそれぞれ最適なバルブタイミングが違うのはご存知でしょう。
一般的には、低回転用のカムシャフトでは バルブタイミングが遅く、オーバーラップが少なくなり 低回転では安定しますが、高回転域までの伸びが悪い感じがします。
高回転用のカムシャフトでは バルブタイミングが速く、オーバーラップが多くなり 高回転域の伸びはいいのですが、アイドリングが不安定になったり AT車ではストールしてしまったりすることがありますね。
バルブタイミングを進ませたり 遅らせたりできることでオーバーラップを最適にコントロールできれば、燃費が良くなったり、馬力に余裕が出たり、癖が無く動作するエンジンに仕上がったりする訳なんですね。

このエンジンはシングルカムなので(とは言ってもV型エンジンなのでカムは2本ですが)吸気と排気が一緒に変化してしまうため、ツインカムほどのメリットはありませんがVCT無しよりも性能は良いでしょう。
VCTにも種類がありますが、このエンジンに使われているのは位相変化型のベーンタイプでした。
ベーンタイプは エンジンオイルによるオイルプレッシャーを利用して働いているので、エンジンオイルの不足等によるオイル圧不足は致命的な故障の原因になります。特にエンジンオイルの消費が比較的に多いエンジンでは、エンジンオイルの管理には注意が必要です。
エンジンオイル不足で故障すると言うのは ザックリ言うとエンジン焼き付きの部類ですから、VCTはもちろん オイルポンプや各部のメタルなどの点検も必要になり、作業も大袈裟になりがちです。
フロントカバー.jpg
タイミングチェーン.jpg
VCTの他に タイミングチェーンの交換もご用命いただきました。テンショナーがMAXに飛び出していても、チェーンには遊びがありました。
このエンジンでよくあることですが、普通に走っていてノッキング音が聞こえていたり 始動してすぐのガラガラ音は、要タイミングチェーン交換の合図です。
posted by M at 09:59| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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