〔C4 コルベット ZR−1 エンジン不調〕
入手された当時から、以前所有されていたLT−1車より力は無いような気がしてたと言うお話を伺いました。
そのうち エンジン不調からのレッカーサービスのお世話になってしまった車両です。
コルベットとは言え 独特の機構がエンジンに取り付けられています、そんな車両ですから普通のC4コルベットとは作業の進め方が違ってきます。
テック1診断機の時代の車両ですから テック2のいつもの診断とはちょっと方法が違うところもあります。
テック2ならピンポイントで診断できる事も フィールドサービスモードからの診断となりますね。
それに 拾える情報が少ないのも診断に時間がかかってしまう理由のひとつです。
この年式だと弊社ではアナログマニュアルになってしまいます。

揃っていたはずのマニュアルも、使わなくなると一部無くなっていたりして厄介です。
この位の年式だと色々ありますね、エンジンチェックランプは灯きません、ランプ切れか意図的に外されているか。
「とりあえずダイアグ」なんて思っても ダイアグノーシスコネクターが移動されていて容易には作業に移れません。特に邪魔になる場所に設置されている訳ではないので?なところです。
この位の年式だと色々ありますね
セカンダリーのFuelポンプが動いていないようです。
外してみたらプライマリーのポンプはわりと新しいものが付いていましたがセカンダリーは錆付いて固着していました。

Fuelタンクの内部もあまりいい状態ではありませんでしたね。
交換後もセカンダリーポンプは稼動せず調べたところ リレーが外されていました。

「なるほど そー来たか」って感じですかね。
こうなると全てが怪しく見えて来てしまうのは仕方の無い事ですよ。
当然 付いていると思っていたパーツが外されていたら作業時間が無駄になってしまうかもしれません。

プレナムを外し、爪が折れてしまっているカプラーやハーネス類 タイラップなどで固定されているバキュームホース・パイプなどの対策をしてから改めてダイアグに入る事になりました。
思わぬ時間を要する事となりましたが、数箇所の不安定なセンサーやモジュールの特定や不安定な箇所などのパーツ交換や不安定要素の除去などの作業をしてやっと調子を戻す事が出来ました。
パーツの入手が困難な車両ですから、何とか形になって良かったと思っています。
posted by M at 11:31| 東京 ☀|
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